国内の市場規模

まずは市場規模について考えて見ましょう。一般的に消費者信用産業と表現されます。これは個人向けにローンやクレジットサービスを提供するビジネス形態の事をいいます。
消費者信用産業の規模を調べる場合、「信用供与額」という数字を基準にします。これはクレジット会社や金融会社が利用者を信用して、融資を申し込んだ人に対して限度額や、クレジットカードの利用でクレジット会社がココまでの金額であれば立て替えてお金を払っても大丈夫(カード与信額)ですよ・・という金額の総合計の事を指します。

この信用供与額は2004年では74.1兆円にのぼり巨大な市場規模になっています。(図表1)
信用産業は「販売信用」と「金融」とに分けられます。「販売信用」とはクレジット会社の事で、商品やサービスの購入代金を立て替える形態で、「金融」は直接資金を融資する形態の事を指します。最近は申し込みをしてからスピードを迅速にして、即日振り込み等で融資をする形態が増えてきています。
別名「無担保ローン」ともいわれていて、TAPALS白書によると市場規模は国内だけでも10.2兆円にのぼります。


拡大と要因

信用産業に占める与信供与額のシェアは1991年には6.4%だったのが、2004年には13.9%と2倍以上にシェアを拡大してきました。
また、消費者ローンに占める与信供与額のシェアは、1991年は18.4%に対して民間の金融機関のシェアは41.7%もあったのに、年々民間機関のシェアを奪っていき、13年後の2004年には消費者金融会社が43.3%、民間金融機関が13.9%と大きく逆転してしまったのです。(図表2)

それには時代背景に目を向けると分かるのですが、1990年代はバブル経済が破綻して地価等の不動産の価値が暴落し、民間の金融機関やノンバンクの多くが不良債権を抱えてしまい、新規の融資を大幅に抑制していた時代があります。それとは対照的にサラ金は利便性の向上や顧客サービスの向上に努めて、業績を急拡大させてきたのです。
利便性の向上という意味では自動契約機を導入して、無人店舗でも借り入れの申し込みや審査ができるようにし、さらに利用できるATMやCD(キャッシュディスペンサー)を増やす為に多くの金融機関と提携を進め、巨大な産業にしてきたのです。